最近カバードコールを使ったオプションプレミアムでの高配当銘柄が注目されています。今回は毎月分配型の高配当ETF QYLDをご紹介します。
資産1億円あれば年収(リターン)1,000万円越えは確実か⁉️

QYLDの商品設計は以下の仕組みです。
- NASDAQを買い持ちしながら
- NASDAQをコールオプション(買う権利)を売って、オプション料をもらう
上記仕組みはカバードコールと呼ばれます。
「コールオプションを売る」とは❓
「コールオプションを売る」とは、「特定の価格で買う権利を、相手に売ることで、オプション料を得る」ことを意味します。
「コールオプションを売る」とは❓
コールオプションを売ると、「上昇局面の値上がり益を捨てる代わりに、横ばい・下落局面ならば、オプション収入分が収益」になります。
つまり、QYLDは「NASDAQ指数(QQQ)が上昇するほど、QYLDは上昇分を犠牲にしてオプション収入を得ている」とも言えます。
つまり、QYLDは、「オプションの対象指数(NASDAQ)が上がるほど、コールオプションの売り手(QYLD)は、単純にNASDAQ指数を買い持ちするより損する」とも言えます。よってQQQの価格は上昇してきたことより、キャピタルゲインはQYLDはQQQに劣後しています。
というものの、株価推移は非常に安定しているのが特徴です。株価のボリンジャーバンドは20から24の中に収まっています。

キャピタルゲインと言う点でQYLDはQQQに劣後している一方、インカムゲインは期待できます。
配当金は毎月型であり、2021年実績は以下の通りです。まさに不労所得でお給料的⁉️
日付 | 分配金(ドル) |
---|---|
2021/10/18 | 0.196591 |
2021/09/20 | 0.190247 |
2021/08/23 | 0.187861 |
2021/07/19 | 0.222997 |
2021/06/21 | 0.193932 |
2021/05/24 | 0.2207 |
2021/04/19 | 0.228265 |
2021/03/22 | 0.22386 |
2021/02/22 | 0.2333 |
2021/01/19 | 0.228815 |
合計 | 2.126568 |
なお、メジャーなNASDAQカバードコール関連の銘柄は以下です。おいおいどこかで説明させて頂きます。
QYLD Sell covered call 100%
QYLG Sell covered call 50%
QQQX Sell covered call 35%-75%
下落し続けるような環境を想定しづらいのなら、NASDAQ100そのものを買った方がリターンとしては理に適っています。
特に資産形成の初期段階ならば【QYLD】ではなく、 例えばNASDAQ100に連動するETFである【QQQ】の方がいいのではないでしょうか。
一方ある程度資産形成ができてから、定期的にキャッシュフローを得たいと望む投資家には、資産の1割程度を【QYLD】に割いてもいいかもしれません。
ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
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